【御書本文】
悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや(立正安国論p21)
【通解】
悪い坊主を誡めなければ、どうして善い事を成し遂げることができようか。絶対にできない。
【先生の指導から】
きょう七月十六日は何の日か?
ご存じのとおり、文応元年、すなわち西暦一二六〇年のこの日、日蓮大聖人は、「立正安国論」をもって、邪悪な坊主と結託した権力者の狂いを戒め、正された。その最も大切な記念の日である。日蓮仏法の「立正安国」─ここに永遠にわたる、慈悲と正義と平和の理念が明快に示されている。
創価学会の精神も「立正安国」が根本である。
「立正安国」という大いなる正義の戦いを決然と開始されたからこそ、大聖人は悪辣きわまる迫害を受けた。
もう少し違った方向へ、うまくごまかして、世間から「とてもいい人だな」「いい話をするな」と思われるよう、ゆるやかな、賢げな話だけをしていれば、迫害など受けなかった。
民衆の不幸をなくすため、日本の国全体を変えるために、悪い権力者と宗教を正すんだ!
こう、まっこうから訴えれば、当然、怒りを買う。しかし抜本的な改革は、これしかない。