本日の御書

本日の御書 夫れ海辺には木を財とし山中には塩を財とす、旱魃には水を財とし闇中には灯を財とし女人は夫を財とし夫は女人を命とし王は民を親とし民は食を天とす(上野殿御返事p1554 n1886)

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【御書本文】
夫れ海辺には木を財とし山中には塩を財とす、旱魃には水を財とし闇中には灯を財とし女人は夫を財とし夫は女人を命とし王は民を親とし民は食を天とす(上野殿御返事p1554 n1886)

【通解】
海辺には木が財であり、また山中では塩が財である。旱魃では水が財であり、また闇の中では灯が財である。また、女人は夫を財とし、夫は妻を命としている。国王は民を親のように本とし、民は食物を天のように尊く思うのである。

【先生の指導から】
戸田先生の政治に関する指針にふれておきたい。
「今の政治家は、指導理念がないし、指導者でもない。よき指導者が出なければならない」
政治とは、民衆の幸福のためにある。それが戸田先生のゆるぎない信念であった。
さらに、次のようにも指導された。
「ことに政治家は、生命力が旺盛でなければならない。しかし、生命力が旺盛ということが、国家を思い、正義のうえに立ったところのものでなければならない」
「のんびりした政治をしていては大衆が、かわいそうである。会社も、団体も同じことだ」
大聖人は断言されている。
民衆が「親」であり、「主人」である。そして、為政者は「民衆に奉仕する立場」であると。
(中略)その関係が逆転し、「民衆本位」ではなく、民衆が「手段」となったところから、政治の堕落が始まる。だからこそ先生は「心して政治を監視せよ」と訴えられたのである。