名字の言

〈名字の言〉 2018年6月21日  周囲をパッと元気にする「太陽の笑顔」と評判の、快活な女子部員が鹿児島市にいる。

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 周囲をパッと元気にする「太陽の笑顔」と評判の、快活な女子部員が鹿児島市にいる。彼女は、母を手本に、明るく強く成長してきた▼経済苦の家庭。体調を崩しがちな父と姉。母が懸命に働き、生活を支えてくれた。サツマイモだけでお腹を満たした日もあった。そんな時、母は「題目を染み込ませたから、世界一うんまかイモよ」と。いつも朗らかに信心を教えてくれた母は「太陽」に見えた▼“私も太陽の人に”。そう決めた彼女は、無類の“頑張り屋”になった。中学では生徒会長を務め、高校では空手の全国大会へ。女子部の部長となった今、「信心ってすっごいよ。“貧乏”が最高の“財産”になるから」とメンバーを励ます。彼女の生き方に感動し、今年、3人の友人が入会した▼思想家ルソーが書いている。人間を不幸にする方法――「それはいつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ」(今野一雄訳)。恵まれた環境で育った人が、幸福とは限らない。いな、苦労知らずの人生が、いかにもろいか。多宝会の先輩が語っていた。「若い時に流さなかった汗は、年をとって涙になるよ」▼青年の月・7月へ、一段と若人を励まそう。皆が、どんな環境にあっても心豊かに、人生を勝利できるよう。創価家族の絆も固く。(誠)