会合に間に合うよう幼子の出掛ける支度をし、急いでご飯を食べさせ、抱きかかえて家を飛び出す――子育て中のお母さんの日常は、息をつく暇もない▼ある若い母親は、なんとか時間までに会館に滑り込んだが、会合の途中で子どもが騒ぎだし、ロビーで過ごすことに。話もろくに聞けないまま、会合は終わってしまった。“これで意味があるのかな”。そう思いながら帰ろうとすると、婦人部の先輩が駆け寄って声を掛けた。「いつもありがとうね!」▼きょとんとする彼女に先輩は「未来っ子は、創価家族みんなにとっても、大切な宝でしょ。その宝を育んでいるあなたは、未来の創価学会をつくっているのと同じなのよ」と。会合で聞く話と同じくらい、忘れられない励ましとなった▼18歳未満の子がいる母親のうち、仕事をしている人が初めて7割を超えた(厚生労働省の調査)。育児、仕事、さらには介護など、いくつもの役割を果たしながら学会活動に挑戦する婦人部員も増えている。多忙な友にこそ、よりこまやかな励ましが必要だ▼未来部勝利月間が始まった。未来部員は当然のこと、その家族にも、体調はどうか、悩みはないかなど、心を配り、声を掛けていきたい。その励ましが、未来の学会と社会をつくる力になる。(鉄)