
池田先生ご指導


唱題の力は、その人を何ともいえぬ、ふくよかな香気で包んでいく。その、にじみ出る清浄な生命の芳香は、

信心の大学を立派に卒業すれば、すなわち自らの仏界の「我」を磐石に鍛えあげた生命は、

みな、日蓮大聖人の命を受け、広宣流布する役目をもって生まれてきたということが宿習なのです。

「宇宙自体が生命そのもの」「生命とは宇宙とともに本有常住の存在」「寝ては起き、起きては寝るがごとく、生きては死に、死んでは生き、永久の生命を保持している」

我らを幼稚なる者と呼ばれ、一念三千の珠を授けて、幸福境涯を獲得せしめると仰せられたのは、このゆえである。

自己の使命に生きながら、南無妙法蓮華経を自らも唱え、他にもすすめ、修行しきっていった時には、

一人一人の地道な対話と活動の積み重ねが、見事に結実したものである。「一人」に光を当て、「一人」を大切にし、皆でともどもに前進していける、見事な組織を構築していただきたい。

とまれ、仏法は道理である。信心しているから、少々の不摂生ぐらい、といった甘えは徹して排し、信心しているからこそ、
