本日の御書

本日の御書 菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る(立正安国論p21 n29)

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【御書本文】
菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る(立正安国論p21 n29)

【通解】
菩薩よ、悪象等に対しては心に恐れをいだいてはならない。悪知識に対しては恐れの心をもちなさい。悪象のために殺された場合、(肉体が損なわれるだけだから)地獄・餓鬼・畜生の三悪道に至らない。悪友(悪知識)のために殺された場合、(肉体も心も、ともに破壊されるので)必ず三悪道に至る。

【先生の指導から】
悪い象に殺されるとは、今でいえば交通事故、災害などによる不慮の死に当たろう。もしも、そういうことがあっても、信心が破壊されていなければ福徳は消えない。三悪道には堕ちない。しかし、悪知識によって信心を破壊されたまま死んだ場合には、必ず三悪道に堕ちてしまう。
悪知識は甘い言葉や、巧みなウソで、信心を紛動させようとする。こういう「悪知識」には、よくよく用心しなさい、と大聖人は教えてくださっているのである。