【御書本文】
上下万人にあるいはいさめ或はをどし候いつるについに捨つる心なくて候へばすでに仏になるべしと見へ候へば天魔外道が病をつけてをどさんと心み候か、命はかぎりある事なりすこしもをどろく事なかれ(法華証明抄p1587 n1931)
【通解】
上下万人から諫められたり、脅されたりしながらも、ついに信仰を捨てる心がなく、もはや成仏しそうになったので、天魔・外道が病気にさせて脅そうとしているのであろう。命にはかぎりがあるものだから、少しも驚いてはならない。
【先生の指導から】
“人間、一度は必ず死ぬ。ゆえに何も恐れるな。何ものにも負けるな。信心で、厳然と前へ進め。病気にも断じて打ち勝て。
必ず仏になることが決まっているからこそ、病気や障害で試されているのだ。乗り越えれば、仏の大境涯が開けるのだ″─大聖人の大慈悲の激励であった。