大白蓮華巻頭言

大白蓮華巻頭言 2023年12月号 一閻浮提第一の希望の光を

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一九五五年(昭和三十年) の師走、戸田城聖先生は叫ばれた。
来年は、一人として功徳を受けないものはない。全世界に 向かって、「どうだ、この姿は!」と言える闘争をしたい、と。 この師匠の熱願を胸に、翌年、宿縁深き関西の同志と私は、
大法興隆・立正安国へ歓喜の大波を起こした。皆が自らの宿命を使命に転じ、人間革命の功徳の花を咲かせ、「“まさか”が実現」と驚嘆される「民衆凱歌の金字塔」を打ち立てたのである。
「法華経の兵法」を抱き、不可能を可能にしゆく挑戦の中で、宝友たちと深く拝した御聖訓がある。命をなげうつ覚悟で、竜の口の法難にお供した四条金吾への仰せである。

「(あなたは、正しい信仰のゆえに、兄弟や同僚などに怨まれ、日本国中の人にも憎まれてきたけれども) 一閻浮提第一の法華経の味方であるから、梵天・帝釈も捨てられなかったのであろう。仏になることも、これと同じである」と。
御本仏の御照覧は絶対である。世の毀誉褒貶など 見下ろして、労苦を厭わず広宣流布に進む学会家族の一人一人を、「一閻浮提 だいいち みかた たた 第一の法華経の味方」と、どれほど讃えてくださっていることか。
どんな逆境にあろうとも、この誇りと確信に胸を張ろう。いついかなる時も、梵天・帝釈等が護らないわけがない。いな、断固と揺り動かして、仏の陣列を守護させずにはおかないのだ。
そして、金吾のごとく、「負けじ魂の信心」と「人の振る舞い」「仏法勝負」の実証を人生に社会に示し切っていくのである。
一閻浮提第一の生命尊厳の哲理を掲げ、一閻浮提第一の民衆の連帯を結び広げゆく 「世界青年学会」が、いよいよ開幕する。我らは地涌の青春の生命で、 一閻浮提第一の希望の光を!
欧州の友が、高らかに愛唱歌に謳い上げているように。私の心に太陽は昇る 断じて勝ち征こう
この地球に永遠の平和を全人類のために――。