【御書本文】
受けがたき人身をうけ値いがたき仏法にあひて争か虚くて候べきぞ、同じく信を取るならば又大小権実のある中に諸仏出生の本意衆生成仏の直道の一乗をこそ信ずべけれ(持妙法華問答抄p464 n514)
【通解】
受けがたい人間として生をうけ、あいがたい仏法にあいながら、どうしてむなしくしていられましょうか。同じように信心をとるならば、大乗教、小乗教、権教、実教とあるなかで、諸仏が世に出現した目的の、あらゆる人びとを即身成仏させていける一乗の法です。
【先生の指導から】
人間は、何のために生まれてきたのか?この人生の究極の問いに対する答えが凝結した一節である。
私たちの使命─それは広宣流布である。世界平和である。人間革命である。
私たちは皆、かけがえのない使命を持って、仏意仏勅の学会の一員となった。深い深い縁で結ばれた同志なのである。ゆえに仮にも、できあがった組織のなかで、何の挑戦もなく、何の苦闘もなく、要領よく生きるのであれば、あまりにむなしい。
同じ一生ならば、命がけで働いて、わが人生の金字塔を築いていくべきだ。広宣流布の大闘争の歴史を敢然と残していくべきだ。
「あの人のように生きたい!」と、同志の心に永遠に焼き付くような不滅の歴史を!
「見上げたものだ。あっぱれだ!」と、敵すらも感服させるような痛快な歴史を!
それが偉大なる創価の人生である。