本日の御書

本日の御書 さどの国と申しこれと申し下人一人つけられて候はいつの世にかわすれ候べき、此の恩はかへりてつかへたてまつり候べし(妙一尼御前御消息p1254)

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【御書本文】
さどの国と申しこれと申し下人一人つけられて候はいつの世にかわすれ候べき、此の恩はかへりてつかへたてまつり候べし(妙一尼御前御消息p1254)

【通解】
佐渡の国といい、この身延といい、従者を一人つけてくださったお心は、いつの世に忘れることがありましょうか。このご恩は、また生まれ変わって、報いるでありましょう

【先生の指導から】
妙一尼は、大聖人の佐渡流罪中に、夫を亡くした。子どもたちも幼く、なかには病弱な子もいた。自分自身も決して丈夫ではない、加えて、生活の糧である所領も奪われる難を受けた。
どれほど心細かったことか。しかし、その厳しさ極まる状況のなかでも、妙一尼の信心は少しも揺るがなかった。佐渡へ、また身延へと御供養をお届けし、みずからの大切な従者を遣わし、仕えさせるなど、大聖人を真剣に、お守りしていった。