本日の御書

本日の御書 おのおのは随分の日蓮がかたうどなり、しかるをなづきをくだきていのるにいままでしるしのなきはこの中に心のひるがへる人の有るとをぼへ候ぞ、をもいあわぬ人をいのるは水の上に火をたき空にいゑをつくるなり(辧殿御消息p1225) 【通解】

スポンサーリンク

【御書本文】
おのおのは随分の日蓮がかたうどなり、しかるをなづきをくだきていのるにいままでしるしのなきはこの中に心のひるがへる人の有るとをぼへ候ぞ、をもいあわぬ人をいのるは水の上に火をたき空にいゑをつくるなり(辧殿御消息p1225)

【通解】
各々方(河辺殿等の四人)は、それぞれに日蓮の大切な味方である。そうであるのに、頭を砕くほど真剣に祈っても今まで験がないのは、この中に信心退転の者がいると思われるのである。思いの応じ合わない人を祈るのは、水の上で火をたき、空中に家を建てるようなものである。

【先生の指導から】
御書には、信心退転の者の末路が、いかに悲惨であるか、繰り返し述べられている。それは、断じてそうなってはならないとの厳愛の御指導と拝せよう。
身は退転していなくても、心が退転している者。
自分が退転するだけでなく、同志を悪道に転落させる者。
あろうことか、師匠を誹謗し、広宣流布を破壊する者。
そうした人間の姿が、御書に厳然と留められている。