本日の御書

本日の御書6328

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【御書本文】
この甲斐の国にも少少信ぜんと申す人人候へどもおぼろげならでは入れまいらせ候はぬにて候、なかなかしき人の信ずるやうにてなめりて候へば人の信心をもやぶりて候なり(上野殿御返事p1540)

【通解】
この甲斐の国にも少々信じようとする人々はいるけれども、はっきりとしないうちは入信させないのである。なまじっか人が信心しているような格好をして、いいかげんなことをしたときには、人の信心も破ってしまうのである。

【先生の指導から】
こうした悪人に、断じてだまされてはいけない。鋭く見破ることだ。
戸田先生は、非常に厳しかった。
「正義を破壊せんとする、忘恩の大悪人の末路を、容赦なく見届けるのだ」
学会から受けた恩を忘れ、学会に弓を引き、悪に加担した人間の末路は、皆、悲惨である。
イタリア・ルネサンスの大詩人アリオストも、長大な物語詩に綴っている。
「悪行を重ねる者には、悪しき最期が待つものぞ」(脇功訳『狂えるオルランド』名吉屋大学出版会)
戸田先生は、こうも言われた。
「学会を裏切った者は、不思議と落ちぶれ果てた姿を見せにくる」
まったく、その通りである。