総じて日蓮の弟子たちが、自分と他人、彼と此これという分け隔へだての心をもたず、水と魚のように互いに親密な思いを抱き、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えたてまつるところを「生死一大事の血脈」というのである。(御書1337ページ)
私たちが広宣流布に向かって「異体同心」の姿で輝くことそれ自体が、人間共和の縮図であり、人類の共生の理想像なのです。
人種や言語、文化など、あらゆる差異を超え、「生命」という共通の大地に立って、尊敬し合い、学び合い、助け合っていくからです。ゆえに人間の尊厳を踏みにじる、いじめや差別は断じて許しません。
創価学会は、この異体同心という「理想の組織」を現実のものとしてきました。私の恩師・戸田城聖先生は、「人類救済の組織」と洞察されたことがあります。
(「大白蓮華」7月号)