宿命と戦いながら広宣流布の信心に立つ人の姿には、すでに願兼於業という仏法の究極の真実が映し出されています。
どんな苦難にも恐れない。どんな困難も嘆かない。雄々しく立ち向かっていく。
この師子王の心を取り出して、「宿命」を「使命」に変え、偉大なる人間革命の勝利の劇を演じているのが、わが久遠の同志の大境涯といえます。したがって、仏法者にとっての敗北とは、苦難が起こることではなく、その苦難と戦わないことです。
戦わないで逃げた時、苦難は本当に宿命になってしまう。
〝大変な時ほど宿命転換ができる〟〝苦しいときこそ人間革命ができる〟〝いかなる苦難があろうと必ず宿命転換できる〟
この大確信に生き抜いていくのが、日蓮仏法の信心であります。