池田先生ご指導

「何事をやるにも、中途半端でやめてもうこれで十分だと言ってはいけない。常に最善を尽くした上で、更に、もう一歩、努力していくのだ」 どんな分野であれ、これが一流と言われる人の「勝利の方程式」である。

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人間の最大の光栄は、一度も倒れないことではなく、倒れるたびに起きあがるところにある。


同志は幹部の信心についてくるのです。人柄についてくるのです。


勝利の方程式
「何事をやるにも、中途半端でやめてもうこれで十分だと言ってはいけない。常に最善を尽くした上で、更に、もう一歩、努力していくのだ」
どんな分野であれ、これが一流と言われる人の「勝利の方程式」である。例外はない。百人が百人とも、そうした努力を重ねている。人知れず、人一倍の努力をする。最善を尽くした上で、更に努力する。いずこの世界であれ、これこそが大成への鉄則であり、法則である。
反対に、「もうこの辺でいいだろう」と努力をやめる。それは慢心であり、成長が止まってしまう。必ず行き詰まってしまう。
いわんや信心の世界はもっと厳しい。謙虚な求道心を忘れ、自分を大した存在と思ったとたんに墜ちてしまう。幹部も地位を得た人も、皆そうである。


プラス一の法則
例えば、新聞紙一部を手に乗せ、両腕を前へ伸ばし、息を止めて三十秒。翌日から一部ずつ増やしていく。一ヶ月後には、何と三十部を乗せて耐えられる筋力がつくという。
一ミリでいい、前へ進みたい。が、現実の実践の持続は容易ではない。それが半年、一年となれば、よほどの決意、意欲、執念が必要だ。山が急激な地核変動でできるように、心の殻をたたき割る強き一念を、いかに呼び起こすか。
よーし、今日も前進するぞ!、胸中にわき起こる発心の高まりが勝利の起爆剤となる。
弓をはじけば、矢が弓を離れて飛び去る。これが「発」の語源。発心は、矢の飛ぶような生命の勢いありてこそ。いくら矢に勢いがあっても、的があいまいでは当たらない。
何事も具体的に実践目標を決め、挑戦することが大切である。
人生は惰弱な自己との戦いの連続。油断すると、惰性で一年が過ぎ去ってしまう。