【御書本文】
此の一閻浮提は縦広七千由善那八万の国之れ有り正像二千年の間未だ広宣流布せざるに法華経当世に当つて流布せしめずんば釈尊は大妄語の仏多宝仏の証明は泡沫に同じく十方分身の仏の助舌も芭蕉の如くならん(法華取要抄p335)
【通解】
この一閻浮提(全世界)は、タテもヨコも七千由旬(一由旬は古代インドで帝王が一日に行軍する距離)に広がり、そのなかに八万の国がある。この国々に、正像二千年間、法華経はいまだ広まらなかった。
今、末法においても広宣流布できなければ、釈尊は大ウソつきの仏となり、多宝仏の証明も水の泡となり、十方分身の仏の長舌による助証も芭蕉の葉のようになってしまうであろう。
【先生の指導から】
大聖人は、末法万年の全人類の幸福と全世界の平和を願っておられた。一閻浮提の広宣流布を展望しておられた。
この仏法は、一宗一派の狭い次元を超えて、あらゆる人々、あらゆる国々に開かれている。いうなれば「人間宗」であり、「世界宗」なのである。
(中略)
大聖人の広宣流布の誓願をば、厳然と実現しているのが創価学会である。
もし、創価学会が出現しなければ、(末法の広宣流布を予言した)経文も「うそ」。御書も「うそ」。あらゆることが、ことごとく「うそ」となってしまったことであろう。