池田先生ご指導

「煩悩即菩提」の法理に照らして、深き信心と力強い唱題のあるところ、すべての苦悩は、福徳の花園への土壌と変わっていくのである。

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「煩悩即菩提」の法理に照らして、深き信心と力強い唱題のあるところ、すべての苦悩は、福徳の花園への土壌と変わっていくのである。
逆に、何の人生の目的もなく、ただの野心や策略に心が支配されていく人は、あたかも大地の緑をみずからが破壊して、生命の砂漠を、みずからがつくっていくようなものである。
これこそ、仏法に説く三悪道の生命であり、不毛にして暗き運命の人生へと流されていくにちがいない。
絶対なる大御本尊であるが、その願いが叶うのも叶わないのも、私どもの信心の厚薄によるのである。
確信のある信心には、つねに夢がある。
蘇生がある。
希望がある。
無限の力が出る。
生命力がわいてくる。
ゆえに、人生と社会にあって、行き詰まりは絶対にない。
不可能を可能にしゆく無限の本源力が信心なのである。
これこそ、題目の力である。
五年、十年、二十年と、一生成仏のために、所願満足の人生の証のために、精進していただきたい。