勝つか負けるか、どちらかである。ならば、どこまでも徹して強信であっていただきたい。そこに一切を開く急所がある。また、例えすぐには目に見えなくとも「冥益」(気がつかないうちに受ける功徳)として、時とともに勝利へのリズム、発展への回転をつくっていく。
こうした「信心の勝利」の方程式を証明する体験は、数限りなくある。
「一心の妙用」(心の不思議な働き)という信心の極意がある。
「信心」の力用次第によってやがて厳然とかなえられていく。
目的が定まっているか否か、目的の一念がはっきりと定まっている人は強い。
何があろうとも、すべてが成長への糧となる。
その人には、動揺もなければ、グチもない。
ふざけや要領が、自らの損失である事が明らかに見えてくる。
そして、苦しみには勇気を、友の嘆きには限りなき慈愛を、我が胸中に開いてくれる。