経済苦や病気、介護、家庭の問題……現実には幾つも悩みがあろう。
だが、一念を定め、題目根本に課題に挑む時、苦しみも悲しみも越え、必ず充実と歓喜の人生が開ける。
思ってもみなかった大福徳に包まれる。
これが「変毒為薬」の妙法であり、日蓮仏法の真髄である。
広布の前進を守る幾多の諸天善神は、我らの決定した一念で呼び起こしていくものなのだ。
特別な作戦などない。要は、一人ひとりが、自分のいる場所で、自分の身近な縁に目を向けて、そこから、勇気の対話の一歩を踏み出すことだ。
ここで戦うと腹を決めれば、会う人、縁する人に向き合う一念が変わる。自分の祈りが深まれば相手も環境も変わる。それを避けていたら、いつまでも、自分の「本国土」とはならないのだ。
一番足元の近隣・地域の人びとを眷属と慈しみ、妙法の光で楽土へ照らしていくことが、立正安国の大道なのである。
一念の力は計り知れない。その究極が不屈の勇気の信心である。決然たる妙法の音声は全宇宙に轟き渡り、一切を諸天の働きへと変えていく。
壁にぶつかった時こそ題目だ。思うようにいかない時こそ、もう一歩、執念を燃やして祈り抜き、祈り切るのだ。
その勇猛精進の唱題から、逆境をはね返す「智慧」が生まれ、新たな勝利への大回転が始まる。
今回のてるよさんの問題を必ず辺毒いやくします!松岡正之