命はいつだって変えられる。
どんなに苦しい現実が続こうとも。泣きたくなるような悲しみがあろうとも。必ず「絶対に大丈夫だ」という確信が生命の大地から噴火する瞬間が来る。燃え上がるような希望が。
こんなに苦しい、こんなに一生懸命題目を唱えているといるのに…というところで退転してはいけない。もう一歩、もう少しやればいいのだ。そうすると宿命の転換になってくる。
たとえ脳の記憶が消えたとしても、生命に刻まれた福徳は消えない。
広布に尽くした功労は永遠に消えないのです。
唱題できるという事がどれほど幸せなことだろう。無明の酔いから醒めるが如く、沈んでいる境涯もみるみる蘇ってハツラツとした命に変化する。あまりにも不思議な「悩みの万能薬」である。
どんな小さな我が家でも、ひとたび勤行・唱題に臨めば、広大無辺な霊鷲山の会座が広がる。
今世で成仏すれば仏の境涯は永遠に続く。生まれる度に健康で裕福で頭も良く福運に満ちた人生となる。自分の使命にふさわしい姿で生まれてくる。それが永遠に続く。もう二度と壊れない。そのために今世で仏界を固めなさい。
初信の頃、環境が変わること以上に「自分の生命が劇的に変わる」ことに僕は驚いた。絶望感で一杯だった心が、希望に弾むような生命に様変わりする。こんな奇跡的な体験を僕は唱題以外で知らない。しかもその奇跡は何度でも続いた。