名字の言

〈名字の言〉 2018年11月16日  日本から約1万8000キロ。地球の反対側にあるアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、広布の誓いに燃える一人の日本人青年がいる

スポンサーリンク

日本から約1万8000キロ。地球の反対側にあるアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、広布の誓いに燃える一人の日本人青年がいる▼彼は2011年、東京で入会した。その後、インドのデリー大学に留学し、インド創価学会の大発展に目を見張る。本年2月、タンゴ文化を学ぶためアルゼンチンへ。先月末には、東部(エステ)大学から池田先生に名誉博士号が贈られたことを、同国SGIのメンバーと共に喜び合った▼彼は言う。「学会の世界的な広がりに驚くばかり。どの国でもメンバーが純粋な信心で、何十年も地域に貢献し続けてきたから、動かぬ信頼が寄せられているのですね」▼続けることは容易ではない。決意に燃えて何かを始めても、時がたつにつれ、初心は薄れるもの。まして困難や障害に遭えば、どうなってしまうか分からない。日蓮大聖人は信心について「受くるは・やすく持つはかたし」(御書1136ページ)と仰せになり、続けて「さる間・成仏は持つにあり」(同)と示された▼「持つ」とは、単に信仰を持つことではない。競い起こる難と戦い、自らの壁を破る挑戦を「続ける」ことである。アルゼンチンのことわざに「意志は力なり」と。「諦めない意志」から生まれた持続の実践が、必ず自身と地域の未来を開く。(之)