本日の御書

本日の御書 このさけはたたかにさしわかして、かつかうをはたとくい切りて一度のみて候へば火を胸にたくがごとし、ゆに入るににたり、あせにあかあらいしづくに足をすすぐ、

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【御書本文】
このさけはたたかにさしわかして、かつかうをはたとくい切りて一度のみて候へば火を胸にたくがごとし、ゆに入るににたり、あせにあかあらいしづくに足をすすぐ、此の御志はいかんがせんとうれしくをもひ候ところに両眼よりひとつのなんだをうかべて候(上野殿母御前御返事p1583)

【通解】
この酒を暖かに沸かして、ワカミドリをはたと食い切って、一度飲むと、火を胸に焚いたようになりました。湯に入ったようです。汗で垢が洗われ、滴で足が濯がれました。このお志に、どう感謝したらよいかと、嬉しく思っているところに、両眼から一滴の涙が浮かんできました。

【先生の指導から】
大聖人をお慕いする門下たちは、大聖人がいらっしゃる佐渡や身延にまで、遠く危険な道のりを歩み抜いていった。
その中には、幼子を連れた女性もいた。かなりの年配の方もいた。
大聖人のもとにお届けした御供養の品も、一生懸命に節約して、用意したものであろう。
こうした門下の“広宣流布の志”を、大聖人は心から讃嘆された。