世界広布新時代第58回の各部代表者会議が22日、原田会長を中心に、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で行われた。
池田先生はメッセージを贈り、この猛暑の夏、音楽隊・鼓笛隊の熱演、未来部の育成、全国の墓地公園・納骨堂や研修道場等での諸行事の運営に携わった友、被災地で支援に奮闘した友など、全国の同志の「尊い金の汗」に心から感謝した。
次に、小説『新・人間革命』などを日々、英語をはじめスペイン語、中国語等に翻訳・発信している友を「創価の羅什(=「妙法蓮華経」を漢訳した鳩摩羅什)たる英才たちが師弟不二の心で翻訳し、世界中に勇気と希望を送ってくれている」と称賛。人知れぬ辛労を尽くしての陰の労作業を最大に賛嘆したい、と呼び掛けた。
そして「共々に『御義口伝』の一節を拝したい」と述べ、次の一節を拝読した。
「我等が一身の妙法五字なりと開仏知見する時・即身成仏するなり、開とは信心の異名なり信心を以て妙法を唱え奉らば軈て開仏知見するなり」(御書716ページ)
先生は、我らの生命こそ妙法蓮華の当体であり、この生命の宝蔵から、仏の智慧を無限に開いていく力こそ、信心であると強調。
戸田城聖先生がこの御文を拝し、「信心とは究極の『開拓精神』である。ゆえに、常に自らの境涯を開いて、生き生きと新しい人材と仏縁を拡大しながら、新しい広布の道を勇敢に開拓するのだ」と指導した事実を紹介した。
そして、「声仏事を為す」(同708ページ)の御聖訓のままに、仏天の威光勢力を増しゆく、自行化他の誓願の題目を轟かせよう! けなげな同志への誠実な労いの声、感謝の声、励ましの声を凜々と響かせながら、世界広布と立正安国の大勝利の開拓を、心軽やかに、仲良く楽しく希望に燃えて、成し遂げよう!――と述べ、メッセージを結んだ。
原田会長は、「生死一大事血脈抄」等を拝しつつ、「異体同心の団結」と「勇気の信心」こそ、広布前進の要諦であると力説。
「仏法は勝負」の学会精神を燃え上がらせ、真剣に師弟の道を求める世界の友と呼応しながら、広宣流布大誓堂完成5周年の11月へ、一日一日、全ての戦いを勝ち飾ろうと訴えた。
さらに長谷川理事長、谷川主任副会長があいさつ。櫻井鼓笛部長が鼓笛部員の活躍を紹介し、本社の荻田報道局長が聖教拡大のアピールを行った。