シンガポールの独立53周年を祝う記念式典(ナショナルデー・パレード)が9日、マリーナ・ベイエリアの水上舞台で開催された。
これには、政府からの要請を受けたシンガポール創価学会(SSA)の婦人部650人が出演。ハリマ・ヤコブ大統領、リー・シェンロン首相ら政府首脳はじめ、約2万5000人が喝采を送った。
1965年(昭和40年)にマレーシアから分離・独立したシンガポール。中国系、マレー系、インド系などの多民族・多宗教が共存する同国は、教育と団結による人材の力で、目覚ましい発展を遂げてきた。独立記念式典は、多様な国民が心一つに国の発展を祝うイベントである。
この国家最重要の行事にSSAは今年で33回目の出演。95年からは24年連続となった。 「良き市民たれ」との池田大作先生の指針を胸に、社会貢献の道を進んできたSSAに対する信頼は厚い。
今回の式典には、SSAを含む14団体が出演。「We Are Singapore(私たちはシンガポール)」とのテーマで「シンガポーリアン(シンガポール人)」としての一体感や、希望を意味するパフォーマンスを繰り広げた。
SSAは、全3章で構成されたステージのフィナーレに登場。
華やかな衣装を身にまとった婦人部の友が、息の合ったフォーメーション変化で人文字を演じながら、家族愛などを表した。
演技の最後には、ステージ上で金色に輝く太陽を形作った。“女性は家庭や地域を照らす太陽に”との思いが込められた演技に、共感の拍手が送られた。
式典実行委員長のアルフレッド・フォックス氏は語った。
「SSAと協力して式典を行えたことを、うれしく思います。社会に尽くそうとの皆さんの心意気が、演技にあふれていました。素晴らしいパフォーマンスに心から感謝申し上げます」
式典は国営テレビで生中継され、新聞各紙でも報道された。