本日の御書

本日の御書 天台大師に三千余の弟子有り章安朗然として独り之を達す、伝教大師は三千侶の衆徒を安く義真以後は其れ無きが如し、今日蓮聖人は万年救護の為に六人の上首を定む然りと雖も法門既に二途に分れ門徒亦一准ならず、宿習の至り正師に遇うと雖も伝持の人自他弁じ難し(五人所破抄p1615)

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【御書本文】
天台大師に三千余の弟子有り章安朗然として独り之を達す、伝教大師は三千侶の衆徒を安く義真以後は其れ無きが如し、今日蓮聖人は万年救護の為に六人の上首を定む然りと雖も法門既に二途に分れ門徒亦一准ならず、宿習の至り正師に遇うと雖も伝持の人自他弁じ難し(五人所破抄p1615)

【通解】
天台大師に三千あまりの弟子がいたが、章安大師一人だけが、明快に誤りなく、その教えのすべてに通達することができた。伝教大師にも、三千人の弟子がいたが、義真の後は、真実の弟子は無きに等しい。
今、日蓮大聖人は、衆生を末法万年にわたって救済するため、六人の本弟子を定められた。しかしながら、法門は、すでに正と邪の二つ(日興上人と五老僧)に分かれ、門下もまた、一つにまとまることなく分派している。宿習のゆえに、正しい師匠に会えたというのに、その法を正しく持ち伝えている弟子がだれなのかを、わきまえられないでいるのだ。

【先生の指導から】
令法久住、広宣流布の正しき継承が、いかに至難の道であるか。わが創価学会は、その仏法史の宿命的な課題に挑み、万代に勝ち栄えゆく永遠の勝利の土台を、今、築きあげているのだ。だからこそ、一つ一つ真剣である。だからこそ、細かなことまで厳格である。だからこそ、すべてを革命していくのである。