御本尊への願いが叶うか叶わないか、これは信心での最大の関心事ともいえよう。
御本尊は絶対であられる。ゆえに願いはかならず叶う。
しかしどこまで叶うかは信心の厚薄によることはとうぜんである。
そのうえで、現実には願いが叶わなかったようにみえる場合がある。
もちろん、願いにもいろいろある。
安易な願いもあれば、深い祈りの願いもある。
失礼な言い方かもしれないが、御本尊利用と思える自分本位の願いをもっている人もいる。
仏法は「道理」であり、理にかない願いは、叶うものではないこともとうぜんである。