池田先生ご指導

「宇宙自体が生命そのもの」「生命とは宇宙とともに本有常住の存在」「寝ては起き、起きては寝るがごとく、生きては死に、死んでは生き、永久の生命を保持している」

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「宇宙自体が生命そのもの」「生命とは宇宙とともに本有常住の存在」「寝ては起き、起きては寝るがごとく、生きては死に、死んでは生き、永久の生命を保持している」「ちょうど、目を覚ましたときにに、昨日の心の活動の状態を、いまもまた、そのあとを追って活動するように、新しい生命は、過去の生命の業因をそのまま受けて、この世の果報として生きつづけなければならない。「出たというのではないのです。この水(卓上の茶碗)を宇宙とするのです。風が吹いてここに波ができるでしょう。波の立ったそれが、我々の生命なのです。また大宇宙の生命の動きの一種なのです。だから風がなくなれば、また元通りになってしまう」「溶けこんでいるというより、宇宙の生命それ自体なのです。それ自体が変化を起こしているのだ」生命を川の流れにたとえる人もいます。「常に流れ、変化し続けて、やがて海と一体となる」

…なるほど、しかし、生命は、もっと奥の次元にあるものではないだろうか。戸田先生も「変化をしていく、流れているように感じられる大もとのものなんだよ」とおっしゃられている。「流れているものでもなければ、止まっているのでもない。虚空のごとし」と。それが生命の本質なのです。無限の「大宇宙」でもあり、同時に無数の生命体イコール「小宇宙」でもある。一つの実在。ダイナミックに変転し続けながら、しかも永遠常住である巨大な生命。この宇宙生命ともいうべき厳たる実在を「仏」ともいい、「妙法」ともいう。万人は、この尊貴なる実在の当体である。法華経は「諸法実相」と説く。「諸法」とは、すべての個々の生命事象である。その「実相」すなわち真実の相とは、宇宙生命そのものである。この不可思議の真理を、戸田先生は「仏とは生命なり」と表現されたのです。