苦難は宿命転換のチャンス
地にたうれたる人は・かへりて地よりをく、法華経謗法の人は三悪並びに人天の地には・たうれ候へども・かへりて法華経の御手にかかりて仏になると・ことわられて候
(法華証明抄、1586ページ)
〈通解〉
地面に倒れた人は、かえって、その地面から起き上がるように、法華経への謗法を犯した人は、その罪によって、地獄・餓鬼・畜生の三悪道や人界・天界の大地に倒れるけれども、逆縁でかえって法華経の御手によって仏に成ることができると明かされている。
〈池田先生が贈る指針〉
悪世で妙法に巡りあえたのは何故か? 過去世に無量の福徳を積んだ深き宿縁があるからだと、御本仏は教えられた。
「変毒為薬」の仏法である。何があろうとも、“今こそ宿命転換の時なり”と立ち向かうのだ。
不退の信心を貫く我らに恐れなし!
労苦は、現在そして未来の友を励まし導くための人間革命の劇なのだ。