御本尊以上の宝聚はないのだ。最高に素晴らしい宝をもっているのだ─こう歓喜に燃えていけば功徳はどんどん出てくる。どこか他の世界にもっと素晴らしい所があるのではないか。信心以上の何かいい方法があるのではないか。そういう一念は仏界の涌現の力を弱めてしまうのです。
この地球を選び、この今を選んでやってきたんです。自分で選んだのです。それを忘れているだけだ。誰もが星の子です。「遠い遥かな宇宙からたった一人で孤独な旅を続けてきた宇宙の使者を敬意をもって迎えたい」(お子さんが生まれた時のセーガン博士の言葉) 誰もがそうなんだよ。
一念三千の信仰とは〝自分一人いれば全てを変えてみせる〟という大確信とも言える。「一人立つ」信心です。いよいよ一人一人が妙法の無限の力を満身にみなぎらせて立つ時代の到来です。一人ももれなく(中略)かけがえのない使命を事実の上で果たしきってほしいのです。