山梨県書店商業組合から池田先生に感謝状が贈られた。長年にわたる文字・活字文化振興への多大な貢献をたたえたもの。
贈呈式は3日、笛吹市の山梨教学研修センターで晴れやかに行われた。
席上、同組合の渡辺卓史専務理事があいさつし、県民の読書活動の推進を図る「やまなし読書活動促進事業」の設立趣旨に言及。そこにうたわれた“人生のさまざまな場面で読者を支える座右の書であり、大切な人に贈ることで、思いを共有できる書籍”こそ、池田先生の著作であると語った。
大塚茂理事長が感謝状を授与した後、萩本主任副会長が池田先生の謝辞を代読した。
その中で先生は「人は城 人は石垣 人は堀」との武田信玄の信念に触れつつ、甲斐の国には「人づくり」の伝統が脈々と流れ通っていると語り、その「人」を育てる源泉こそ「本」であると強調。文字・活字文化の城の石垣を営々と築き、支えゆく同組合の隆盛を心から望んだ。