


戸田先生の御指導を踏まえて、妻が折々に同志と語り合ってきたことがある。断崖絶壁に立って”もう一歩も退かない”と決めた時から、「宿命」 は「使命」に変わり始めるということである。

気取りがあったら、戦には負ける。「自分は偉いんだ」とか、「自分は人気がある」などと思い上がると、力は出ない。どんな立場になっても、心をピンと張り、きちっと自分を律して勝利していく。

ここで戦い、ここで勝って、「心の財」を積み、共々に人間革命して仏になるのだ。世界広布が同時進行で展開する今、一つの地域の勝利劇が全創価家族の希望となる。

結論していえば、大宇宙の根本たる大御本尊に南無し奉るとき、幸せ、安穏へと一念が定まるのである。

ゆえに一人を励ますことは、地域を変え、国土を変え、未来までも変えて、わが師・戸田城聖先生が夢見た「人類の境涯」を高めゆく、最も地道にして最も着実な仏の大聖業なのである。

阪奈トーハン会 奈良支部から池田先生に感謝状 2018年10月27日 贈呈式には、阪奈トーハン会奈良支部の林田会長

折伏ということは、難事中の難事だと大聖人もおっしゃっている。生命力を強くして、焦らず、弛まず、やらなければならない仏道修行なんです。3カ月で落胆するようでは、生涯にわたる信仰者の態度とはいえない。

〈名字の言〉2019年12月20日 ベートーベンの「第九」が列島の各地で響いている。
