池田先生ご指導

さて、話は元にもどるが、正法を受持する者を諸天善神は、必ず守護する。 では、それは、現実の生活のなかで実際どのような形で現れるのか、これは、なかなか理解しがたい点であるかもしれない。

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御本尊に感応しゆく祈りを強く
さて、話は元にもどるが、正法を受持する者を諸天善神は、必ず守護する。
では、それは、現実の生活のなかで実際どのような形で現れるのか、これは、なかなか理解しがたい点であるかもしれない。
ここで戸田先生の指導を通して少々、述べてみたいと思う。
皆さま方も、これを参考に種々、思索もしていただきたい。
戸田先生は、次のような趣旨のことを言われている。
「ほんとうに御本尊様を拝してごらんなさい。そこには日蓮大聖人御一人がおられるのではない。
大聖人様を中心として、その後にあらゆる仏菩薩や神々がずっと並んでいる。
薬王菩薩、文殊・弥勒菩薩も、また声聞衆もおれば、十羅刹女も、鬼子母神も、大竜王もずっと並んでいる。
それに対して南無妙法蓮華経と題目を唱える。
すると、題目を唱えているこちらの生命にも、御本尊様と同じように、己心の舎利弗、己心の薬王・文殊菩薩などがいる。
かりに今、自分は病気で困っているとする。御本尊様に題目を唱えることによって、御本尊様の中にある薬王菩薩が働かざるをえなくなる。
そして、その薬王菩薩が、こちらの己心の薬王に働くように言いつけ、己心の薬王が働くようになる。
だから、医者に行っても、相手がどんなヤブ医者でも(爆笑)、こっち(己心)の薬王が働いているので、医者が自然にいい治療をせざるをえなくなってくる」と。
また「なにか困ったことがあると梵天・帝釈が働くのです。
向こうからやってきて助けるのではなく、己心にあるこちらの梵天・帝釈が働き出すのです。
つまり、題目を唱えることによって、南無妙法蓮華経に照らされて、御本尊様の中にある梵天・帝釈が、こちらの生命に感応してくる。
ゆえに、己心の梵天・帝釈が働かざるをえなくなるのです。
そして自然に、商売であっても、研究や仕事であっても、すべてのものが、よくなってくるのです。
御本尊様には、今、言ったように、何千、何万、何十万という大衆がいる。
だから、たとえば商売繁盛させてくださいと御本尊に祈ることは、それらの数多くの力用に、頼むことになるのです。
したがって、それらの力が働いてくる。
だから、よくならないわけがないのです」と述べられている。