


これほどの宝をもちながら、信心が中途半端で終わってしまっては、あまりにも、もったいない。三世にわたる最大の損失である。

生命は本来、宇宙の「全体」と一体である。 その調和が崩れるとき、何らかの「病気」「苦悩」となってあらわれてくる。

戸田先生は、心の壁を破る対話のポイントを、こう教えてくださった。 「大確信で話すのだ。そして、相手に会った瞬間、まず『勝つ!』と腹を決めるのだ」

生命は何らかの音声を発する。 また、他の音声に耳を傾け、反応する。 人間の耳には聞こえなくとも、宇宙は、にぎやかな声と声の響き合う世界である。

反対に、人々に対して、善意と賞賛と応援の姿勢で臨み、仏道修行に励んでいくならば、感激があり、感謝があり、人生のすべてを楽しいものと実感していくことができる。

〈名字の言〉 2018年11月3日 各地で好評開催中の「わたしと宇宙展」では本物の「月の石」が特別出品されている(広島展は4日まで)。

どんな困苦や一時的な後退も、すべてをたくましく新たな前進への糧とし、未来への財産としていけるのが、妙法である。 ゆえに失敗や挫折をおそれる必要はない。

病気になって、かけがえのないものを二つ、手に入れた。一つ目は、本気の題目を唱えられるようになったこと。
