


「全宇宙の中でもっとも神秘と驚異に充ちたものは人間の生命そのものであるということが、いよいよ確実になるであろう」

御本尊への祈りこそ、信心の根本である。それを人びとに教えるための組織であり、学会活動である。

御本尊を受持する功徳は、凡智をもって測り知ることができない。浅はかな信心で、凡夫の智慧で、これぐらいのものか、などと思っては大間違いである。

ナポレオンは言った。「環境がなんだって? 環境は、私自身がつくるものだ」ーー環境のせいにしないで、自分が満足できる環境をつくろう、という決意です。

妙法を唱えれば、ちょうど篭の中の鳥が空とぶ鳥の鳴き声を聞いて外に出たく思うように、自身の仏性がその音声に触発されて、顕われてくるし、その姿に呼応して、梵天・帝釈、さらには三世十方の仏菩薩の仏性も発動してくるのです。

…対話も、結論するに、御本尊への勤行・唱題に導くことにある。

ベテランでも、こちらに生命の躍動がないと、相手に生命の波動を与えられない。話しは立派でも、ドンと相手の生命を打って「そうだ」という共鳴を呼ばないと指導は通じない。

題目は、苦悩を歓喜に変えます。さらに、歓喜を大歓喜に変えます。ゆえに、嬉しい時も、悲しい時も、善きにつけ、悪しきにつけ、何があっても、ただひたすら、題目を唱え抜いていくことです。これが幸福の直道です」
