


宗教の誤りほど恐ろしいものはない。知らずしらずのうちに、生命の奥深く入りこんでいく。しかも、いったん、そこに住所を構えるや、根強く、そこに永住し、その人の清浄な生命をおおいかくす。さらに生命力を弱め、あるいは貧瞋癡の三悪道、四悪趣の働きを増し、正常な思考能力を狂わし、正しい生活のリズムを破壊し、やがて奈落の底へ突き落とすのである。

『人格(運)が変われば運命が変わる』 『運命が変われば人生が変わる』

しかも今世で仏界を固めきれば、それが永遠に続くのです。

たとえ地獄の底であろうと、題目の力によってそこが寂光土に変わる。ゆえに絶対に勝利の人生を生きられるのである。

その証拠として、その人の心中には大きな波乱が起こり、動揺を始める。それは、これまで、仏性が目覚めることもなく、ただ平穏に貪瞋癡ないし、第六天の魔王が支配していたところへ、初めて仏性が覚醒したのである。

しかし、真心からの声は種となって、相手の命の大地に蒔かれている。いつか必ず花開く時が来るのだ。 最高の仏道修行に励む誇りに胸を張り、賢く朗らかに進んでいただきたい。

「学会は指導主義である。偉大なる御本尊の功徳を受けさせ、強き生命力を得させるように指導するのである」

いかなる高山があろうと広宣流布という高み以上の高峰はない。宇宙を貫く大法則を全世界へと弘めゆく大遠征の頂上であり、永遠の幸福という頂きであるからだ。
