強い人が幸福です。幸福は「強い、強い心」の中にあるのです。何をするにせよ、「人のせい」にする弱さがあるかぎり、希望の大道は開けません。
まず、「全部、自分で決まるんだ!」「自分が強くなるんだ!」と、決意することだ。それもしないで、グチを言ってるだけなら、あまりにもかっこ悪い。
「先生が悪い」「親が悪い」「友達が悪い」--人のせいにするなんてかっこ悪い生き方だ。
ナポレオンは言った。「環境がなんだって? 環境は、私自身がつくるものだ」ーー環境のせいにしないで、自分が満足できる環境をつくろう、という決意です。
たとえ、遠回りしても、最後に勝利のテープを切ればいい。
ナポレオンは南北アメリカ大陸では決して尊敬される人物ではなく、侵略者です。
いくらかっこいい発言をしていたとしても、彼の目的はスペイン帝国から莫大な報奨金と名誉を得ることだけでした。スペインから持ち込んだ疫病で、外国の菌への免疫力、抵抗力がなかった先住民は大量死。死因は決して疫病のみではありません。疫病に観戦している先住民たちを奴隷化、無理やり働かせた結果の過労でたくさんの死者を出しています。
ナポレオンが大陸にたどりついてからたったの5年以内に、先住民の人口は10分の1まで激減し、絶滅の危機にさられました。先住民だけでなく、現地の草花や穀物、動物などにも多大な影響を及ぼしました。
彼の思想はキリスト教の教えに基づいており、疫病などは神からのお告げ、神がお怒りになっている、と捉えます。奴隷化していることに対し微塵も悪いと思っていません。
スペイン国の視点、歴史を知らない人間からみたら英雄のナポレオン、
世界の歴史からみたらただの侵略者。
幼いころはよく八王子の富士美術館へ家族と赴き、ナポレオン展を鑑賞しては、彼はすごい!と思い込んでいました。その後創価大学へ進学し無知のまま渡米、現地で歴史を学び、体験し、ナポレオンはただの侵略者であり、スペインからの侵略者たちは先住民を武器で脅し、奴隷化、虐殺、強姦。先住民ならびに、アフリカ大陸から連行してきた黒人奴隷たちの心に、DNAに、永遠の傷を残したという事実に憤慨しています。
歴史から学び、過去があるから現在がある、と言われそうですが、
黒人差別、白人至上主義は、アメリカ大陸では現在進行系です。
15世紀に始まった悲惨な出来事は、今なおかつて、続いています。ナポレオンを英雄だと称える人間が居る限り、この先も続いていくでしょう。
世界平和を願っている創価学会が、奴隷制度を採用していた歴史的人物を英雄として讃えていることは残念でなりません。