
池田先生ご指導


苦楽ともに唱題し抜く。その弛みなき精進のなかに、持続の信心のなかに、宿命の転換も、人間革命もあるんです。

御本尊への信が「以信代慧」の原理により、わが身が妙法の当体であることを覚知する智慧の顕現をもたらし、涌き出づる南無妙法蓮華経の智によってわが身が顕照されていくのである。

題目の力はすごい。無限である。妙法は宇宙の根本の法であり、題目は生命の根源のリズムである。広布をめざし、題目を朗々と唱えゆくところ、生命の威光勢力は無量に高まり、無辺に広がっていく。

磐石な広布の基盤とは何か。端的に言えば、自分自身の自覚で積極的に活動を進めていく人を一人でも多くつくっていくことです。

何を、どう、祈っているのか。祈りにその人の一念が如実に現れる。私たちの祈りは、いわば、大宇宙と人間生命の小宇宙との深遠なる交流の儀式です。

個人指導は苦手だという人がいますが、どのようにすれば、得意になれるのでしょうか。たくさん経験をする以外にないと思います。個人指導をやろう、やろうというだけでは畳の上の水練のようなものです。

同じ悩みでも、仏の悩みであり、仏の苦しみです。それは全部、福運に変わる。成仏のリズムに変わっていきます。それで所願満足になっていきます。

大聖人のご生命のこもった題目を日に日に身に染み込ませ、心にきざみ、生命に染めて、一日の行業をみな慈悲の姿に変わるよう、信心をはげまなくてはならない。
