
池田先生ご指導


唱題はあらゆる苦しみをすべて希望の前進へのエネルギーへと転じていく。わかってみれば、 悩みは、幸福に不可欠の糧でさえある。

この悩みを解決したい、あの願いをかなえたいと、本気になって信心の実践に励めば、いままでその人の生命を弱く濁らせていた第六天の魔王が驚いて、低い迷いの境涯から離れさせまいと反発するのは当然です。

同じように、「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることで、自分の中から、仏界の生命が呼ばれて「はい!」と元気良く出てくるんだ。

学会員は「仏子」であるゆえに、「その学会員を、ほめれば、自分が功徳を受ける。自分の仏界が強まる。相手を、ほめているようでいて、実は、かえって、自分の仏界をも賛嘆しているのである」と▼他人を励ませば、自分も励まされる。境涯が大きく広がる――この不思議な生命の真理

皆の胸に、自分の命が入るように、魂が響くように語るのだ。皆が『そうだ!』『やるぞ!』と奮い立つ。心と心が合致して、すっきりと戦える。そこに勝利への第一歩がある

「信心で勝つ」という真の団結は、単なる「足し算」ではありません。何倍、何十倍という、想像を超えた勢いを生む「掛け算」となります。

広宣流布のために、労をいとわず「一歩」を踏み出す地道な行動が、どれほど大きく希望の道を開くか。

「思うようにいかない」「絶対に無理」――その時こそ信心を深めるチャンスだ。自分を悩ませる人や課題が、自分を鍛えてくれる。
