本日の御書

本日の御書 彼の天台大師には三千人の弟子ありて章安一人朗然なり、伝教大師は三千人の衆徒を置く義真已後は其れ無きが如し、今以て此くの如し数輩の弟子有りと雖も疑心無く正義を伝うる者は希にして一二の小石の如し(本因妙抄p874 n2224)

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【御書本文】
彼の天台大師には三千人の弟子ありて章安一人朗然なり、伝教大師は三千人の衆徒を置く義真已後は其れ無きが如し、今以て此くの如し数輩の弟子有りと雖も疑心無く正義を伝うる者は希にして一二の小石の如し(本因妙抄p874 n2224)

【通解】
かの天台大師には、三千人の弟子がいたが、章安一人だけが同じ明朗な悟りを得ている。伝教大師は、三千人の多くの門下を置いたが、一番弟子の義真の後は、同じ悟りを継ぐ人はいなかった。今も、それと同じようなものである。幾人かの弟子がいるといっても、疑う心がなく、正義を伝える者は希であって、一、二の小石のようなものだ。

【先生の指導から】
大聖人は、未来の一切を日興上人に託された。後継者がいなければ、どんな大事業も発展させることはできない。
幹部の皆さんも、次のリーダー、次の人材を、全力で育てることだ。それをしない幹部は、「自分さえよければいい」という傲慢な命である。「次のリーダーをつくろう」「自分以上の指導者に育てよう」─この心があるかないか。それで未来は決まる。
人材を見つけ、人材を育てる。とともに、全員を立派な人材にしていく。それでこそ、正義は永遠に栄えていく。