本日の御書

本日の御書 魯人が孔子をあなづり善星が仏ををどせしにことならず(下山御消息p362 n298)

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【御書本文】
魯人が孔子をあなづり善星が仏ををどせしにことならず(下山御消息p362 n298)

【通解】
(わが国の人々が、日蓮より優れていると慢心をいだき、日蓮を誹謗するのは)
祖国の魯の人々が孔子を侮り、善星比丘が釈尊をおどしたのと異ならぬ愚かなことである。

【先生の指導から】
日蓮大聖人の御生涯は、権力による迫害の連続であられた。大聖人は、広宣流布のため、全民衆の幸福のために、身命を賭して戦いぬかれた。
振り返れば、孔子も、故郷である魯の国の安定と繁栄を願って献身したにもかかわらず、その魯の国の人々から軽んじられた。
(中略)
私は、青春時代、この御文を拝しながら、孔子にまつわる歴史のドラマを胸に深く刻んだ。
それは、いかなる苦難にあっても孔子とともに生きぬき、仕えた弟子の姿である。また、命に及ぶ危難に直面した孔子を、命がけで守った弟子の姿である。