本日の御書

本日の御書 乞い願わくは悲母我が子を恋しく思食し給いなば南無妙法蓮華経と唱えさせ給いて故南条殿故五郎殿と一所に生れんと願はせ給へ、一つ種は一つ種別の種は別の種同じ妙法蓮華経の種を心にはらませ給いなば同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし(上野殿母御前御返事p1570)

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【御書本文】
乞い願わくは悲母我が子を恋しく思食し給いなば南無妙法蓮華経と唱えさせ給いて故南条殿故五郎殿と一所に生れんと願はせ給へ、一つ種は一つ種別の種は別の種同じ妙法蓮華経の種を心にはらませ給いなば同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし(上野殿母御前御返事p1570)

【通解】
乞い願うところは、悲母がわが子を恋しく思われるならば、妙法蓮華経と唱えられて、亡き夫君と御子息と同じ所に生まれようと願っていかれなさい。
一つの種は一つの種であり、別の種は別の種です。同じ妙法蓮華経の種を心に孕まれるならば、同じ妙法蓮華経の国へお生まれになるでしょう。

【先生の指導から】
かけがえのない存在を亡くす。それは言葉にできない悲しみである。残念であり、無念である。しかし、この御書の一節を疑ってはならない。何があろうとも、必ず善い方向へ、皆を幸福にする方向へ、意味のある方向へと進んでいける。その根本の力が、大聖人の題目には厳然と具わっている。その力を、現実に引き出していくのが、私たちの信心なのである。