【御書本文】
釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う(如来滅後五五百歳始観心本尊抄p246)
【通解】
釈尊の因行と果徳の二法は、ことごとく妙法蓮華経の五字に具足している。われらがこの五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給うたのである。
【先生の指導から】
私たちは、妙法を「受持」、すなわち心から信じ、自行化他の実践を貫くことによって、六波羅蜜の一つ一つを修行しなくても、同じ修行の功徳を得て、「彼岸に到る」、すなわち成仏の境涯を得ることができるのである。