「過日、テレビの『日本の素顔』という番組で、我が創価学会のことを放送して居りました。
それには此の折伏をなんとか世間の人々から顰蹙せしめようとして、あまり豊かでない一婦人が折伏をして歩いている姿をうつし出し冷笑の的として居りました。
しかし私は此れを見て全く感激の余り涙を流して頭を下げました。
何故ならば私は此の一婦人の其のみすぼらしい姿に仏の大慈悲を認めたからであります。
十界互具一念三千の法門は此の一婦人の全体の姿の間に存在していることを知り、まずしきこの一婦人が即ち立派な衆生救済の仏であることを認めたからであります。
皆様、即身成仏とは我々の此のみすぼらしい此の身が此のまま成仏するこ主こを云うのであります。
どうか皆様益々身体大切に自重せられ世間の悪口罵言に驚かされず、池田会長の指揮に従って折伏に邁進せられるようお願い致します」
この日達上人のお言葉は、記憶しておられる方も多いと思う。私もこのテレビ番組を見た。
その折伏行に歩いていたご婦人は、今も立派に信仰を貫いておられると聞いている。