池田先生ご指導

結論からいうと、信心によって、仏界という、最高の生命が涌現され、強い生命力がつくから、病気を治すこともできるんです。

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さらに信仰と病気の関係でいえば、まずは医療の力によって病気に対処していくのが、信仰者としての賢明なあり方でしょう。その上で信心には、私たちの内面から生命力を涌現させる力があります。この生命力が、医療の処置を最大に生かすとともに、私たちが病苦を乗り越え、はつらつと生き抜く原動力となります。
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仏法で心身の病苦を治す働きとしてあげられているのは、薬王菩薩である。御本尊に題目を唱えていく時、我が胸中に薬王の生命が湧現し、病気と闘う力として働いていくのである。
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どんな病気も最終的な決め手となるのは人間の自然治癒力なのです。いかに優れた医療技術を施しても患者自身の持つ生命力が弱ければ、病気は治りません。医学はその人の治癒力を手助けし、支える役割を担っているわけです。病気を治す根本はむしろ、人間の側の生命力をどう増幅させるか、にかかってくるのです。その生命力を高めるために信仰の力が必要なのです。
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心の中で、この世に起きうる最高に素晴らしい出来事を思い描いた場合は。免疫の力が活性化して、病気への抵抗力が強まっている。孤独感や、慢性的なストレスに耐えている人は、病気と闘う免疫の力が弱くなっていく。
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結論からいうと、信心によって、仏界という、最高の生命が涌現され、強い生命力がつくから、病気を治すこともできるんです。
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病気になったら、医者にかかるのは当然です。仏法は道理ですから、医学の力は、大いに役立てるべきです。しかし、病気を克服する根本の力は、自分自身の生命力なんです。
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御書には、病気や貧乏等をどう解決すべきかといった指針はありません。人生におけるさまざな苦悩の根本原因は、自分自身の宿業にあることに気づかせ、宿業を転換しゆく信心を奮い起すことを教えてくださっているのです。