御本尊に勤行・唱題していくとき、南無妙法蓮華経の大風、妙法の火によって、枯れ草が一本のマッチで限りなく燃えゆくように、生命に巣くう病魔も、罪障も、かならず消滅させていくことができるのである。
また、われわれは体内で、体をつくる物質をはじめ病気を治す物質などをみずから製造している。そして、外界との関係のなかで肉体的、精神的な調和をはかりながら健康を保ち、生命を維持している。
それらの物質の製造ができなくなったり、調和のバランスが崩されたときには、病気という現象をひき起こす。
この妙なる調和体が、われわれの生命であり、その本来の働きを作動させ、躍動の生命としていく本源力が南無妙法蓮華経なのである。