「学会の中に、増上慢の悪人が出たならば、断じて戦え・断じて追放しなければならない」
「退転者の本質について、信頼する幹部のなかから増上慢になって出てくる場合が多いものだ。」
「大聖人の仏法の正当派と言いながら、坊主ほど増上慢の連中はいない。
奴らは必ず滅亡するよ。それらを監督できない、指導できない者も必ず衰退する」
「三代の師弟の精神を根本に進まなければ大変だ。悪い人間に利用され、食い物にされてしまう。」
学会の中に、もしも、尊き庶民を見下し、裏切る、増上慢の悪人が出たならば、断じて戦わなければならない。
麗しき学会の組織や精神を、私利私欲のために利用し、悪事を働く人間がいれば、断じて追放していくべきだ。
広宣流布の世界は、偉大なる正義と善の世界である。我らは「正義の学会」「道理の学会」である。
断じて、善のスクラムを壊されてはならない。
さらに戸田先生の指導を紹介したい。
先生は言われていた。
「真の信仰にめざめた我々には、福運を消し、自分自身をも破壊する増上慢の振る舞いだけは、けっしてあってはならない」
また、退転者の本質について、遺言のごとく、こう語っておられた。
「信頼する幹部のなかから増上慢になって出てくる場合が多いものだ。
偉くしてもらいながら、傲慢になり、信心がわからなくなって、最後は暗き心と化して、反逆者となって狂い始める。
大聖人の御入滅後も、当時の最高幹部であった五老僧は、『我賢し』と思って、日興上人の正法正義に従わず、退転していった」
五老僧が退転していった原因の一つは「慢心」であった。重大な歴史の教訓である。
戸田先生は、断言しておられた。
「大聖人の仏法の正当派と言いながら、坊主ほど増
上慢の連中はいない。坊主で妻帯し、坊主で御供養
を受けながら、信徒を見下し、さらに、坊主でありながら金と洒と女におぼれて、衣の権威にすがっている。
奴らは必ず滅亡するよ。それらを監督できない、
指導できない本山も必ず衰退する」
まさに、戸田先生が言われた通りの結果となった
ことは、皆さまがご存じの通りだ。ここに 〝転落の方程式〟がある。
学会の未来のため、永遠の発展のため今、創価学会には大勢の会員がいる。立派な館もたくさんあ
る。日本一、世界一の団体となった。
だからこそ、幹部が心を合わせ、三代の「師弟の精神」を根本に進まなければ大変だ。悪い人間に利用され、食い物にされてしまう。破壊されてしまう。
これまでも、学会の幹部の中から反逆し、広宣流布の破壊を企てた人間が出た。油断してはいけない。
賢明でなくてはならない。
牧口先生、戸田先生は厳しく戒めておられた。
「悪人がのさばると、毒を流される。ゆえに悪人は、清浄な和合僧の学会の世界から去ってもらった方が、全く嬉しい。そういう連中は、追放することが、最良の方策だ」
悪人を断じて許すな!
広布破壌の人間は叩き出せ!──これが恩師の厳
命であった。 今は本当に大事な時である。このご指導をもう一度、命に刻み、その通りの実践をしていかねばならない。
悪に対して、変な違慮や躊躇があってはならない。
それは本当の慈悲ではない。大事なのは厳愛だ。
もう一度、原点に返って、断じて新しい学会を築いていくのだ。