イギリスの随筆家ハズリット
「勝てると思えば勝てるのだ。自信こそ勝利の用件である」「絶対に勝つ」という信念が、自分の全能力を引き出し、ふだんは眠っている力まで起こして、実際に「勝つ」ように働かせていくのである。
人間の「脳」は「小宇宙」と呼ばれる。一説では、数百億の神経細胞が「脳」にはある。その「組み合わせ」となると文字どおり「天文学的数学」となる。「脳」の可能性は、まだまだ未知の分野である。どれほどの力が秘められているか、わからない。ただ、確かなことがひとつある。それは「自分が信じ、考えた通りの方向に、現実も動いていく」という「信念の力」「思考の力」である。「本当にできると思えば、必ずできる」という事実である。
「勝利の結果」をありありと心に描き、イメージし、確信することによって、「脳」が全力をあげて、その描いた像を現実にしようと働き始める。そして努力また努力が「勝利」という結果をもたらす。
シェークスピア
「人生は舞台だ。人々はおのおの役を演じている」
仏法が教えるのは、人生劇の「脚本」を書くのも「演じる」のも、自分自身だということである。「神」とか「偶然」とかの他の何ものかが脚本を書くのではない。自分が書いて、自「名優」として演ずる。これが「一念三千」の法理に込められた、きわめて積極的な人生哲学である。
自分が作家で、自分が主人公である。大切なことは、素晴らしい劇を演じるためには、まざまざと鮮やかに目に浮かぶまで「脚本」を頭にたたき込まなければならないということである。
心の中でリハーサル(練習)も必要かもしれない。「勝利劇」の目標を)(受験や、会社の成績など)紙に書いて、何度も何度も心にしみつくまで繰り返すことが効果的な場合があろう。
イギリスの大小説家ウォルター・スコット
「臆病な人間にとっては一切が不可能である。なぜなら、彼には一切が不可能に見えるからだ」「不可能だ」「ダメだ」という一念が、本当に何もかもを「不可能」にするのである。