誰の生命にも「素晴らしき新世界」がある。それを「仏界」という。しかし、ほとんどすべての人類は、いまだこの「生命の新世界」に気づいていない。信心とは「仏界」というこの無限の力と可能性を秘めた「我が新世界」を、どこまでもどこまでも開発しきっていく作業である。
この「仏界」に目覚めたならば、「歓喜の中の大歓喜」の人生となる。まったく「新しい世界」が、生活の中に、人生に、社会に開かれてくる。
私達の生命は、無始以来永遠に続いている当体であり、その生命の奥底に仏界という最も正常な力強い尊厳なる大生命力が内包されてる。
御本尊を信じ境智冥合していくならば、無始以来、生命の奥底に内蔵された仏界が、我が身の上に顕現し、我が身が金剛不滅の仏身と顕れる。
仏とは、遠くにあるのではない。また、人間離れした特別の境地でもない。
仏は、衆生を自分と同等の境地にすることに眼目がある。
まず、「こうするのだ」と決める。「必ず勝つのだ」と決める。決めるかどうかで勝敗は決まる。
これが勝負の哲学である。
決意即実践だ!「さあやろう!」そう決めた瞬間から勢いよく行動を!断じて時を逃すな!