ナポレオン
「華々しい勝利から没落への距離はただ一歩にすぎない。私は、最も重大な状況において、どんな大きな事件もほんのちょっとしたことで常に決まるのを見て来た」
勝つか負けるか、それを決する「ただ一歩の差」を英雄は鋭く見つめていた。「うぬぼれ」から「転落」までの距離は、ほんの「一歩」である。
「永遠の幸福を教える、最も偉大な行いが折伏行。折伏によって、はかりしれない福運を積める」
「法華経に勝る兵法なし」である。
この宇宙に南無妙法蓮華経ほど強いものはない。
何があろうとも、また、いずこに行こうとも、正法正義によって立つ若人が負けるわけがない。
いな、断じて負けてはならない。
私たちの日常の生活にあっても、さまざまな形で信心を破ろうとする魔の働きがあります。
何か問題に直面した時に「なぜ、自分が?」という疑問をいだくのは人の常です。この心のスキに魔がつけ込み、信心の成長・前進を阻もうとするのです。これに負けてしまえば、前進と成長の絶好の機会を逸してしまいます。
魔は、迷う心、疑う心、恐れる心につけいって、ますます増長し、やがて信心を食い破ってしまう。避けようとすればするほど、十重二十重と襲いかかってくる。
個々に直面する問題はさまざまですが、何事にも自分と向き合い、一ミリでも二ミリでも前進せずにはおかない!これを信心成長のバネにしよう!と毅然として勇気を奮い起こしていくことが、大切です。一念を定めて、御本尊の前に端座して、唱題根本に問題に取り組むことです。これ以外に魔を打ち破る方法はない。