池田先生ご指導

歓喜もなく、決意もなく、連絡事項を伝えて終わりーそれではせっかく来てくれた皆さんに申し訳ない。

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戦いは、見栄や気取りがあっては勝てない。婦人部の皆様方の、一切の毀誉褒貶をも超えた、何があっても微動だにしない信心。その力で学会は勝ってきた。


指導には、やさしくいたわってゆく心が大切である。けれども、言うべきことを、言わないのはいけない。厳しく言ってあげることが、相手の大なる飛躍の源泉になる場合がある。また幹部が元気で指導に臨めば。相手も元気になる。境智の二法であり、依正不二である。


歓喜もなく、決意もなく、連絡事項を伝えて終わりーそれではせっかく来てくれた皆さんに申し訳ない。集った友が「やろうじゃないか」「戦おうじゃないか」と燃え上がって帰っていくような会合にしていく。それが幹部の使命である。


後輩のために、自分は勇んで踏み台になる。自分を凌ぐ後輩を育成しよう。――それが人材育成の要諦である。


順調な時ほど、調子に乗ってはいけない。勝ち誇って酔い痴れることは、すでに敗北の兆しである。驕り高ぶった慢心から、衰亡が始まるのだ。いつしか苦労知らずになり、恩知らずになれば、増上慢に狂い、油断におかされてしまう。「師子は油断せず」この一点を、指導者は心に刻みつけていくことだ。